サステナビリティ 変わる価値判断の基準 季刊『環境会議』2020秋号を発売

終息の見えない新型コロナウイルス感染症の蔓延は、多くの人に他者との関係や働き方、命のあり方といった価値観の変容をもたらしています。そしてまた、我々人間社会の基盤である地球環境も重大な転換期にあります。各地で頻発する気象災害は、パンデミックとともに、従来の経済優先の価値観について再考を迫るものと言え、社会全体でサステナビリティの実現に向け行動を起こすときがきています。
本特集では、多くの方が「サステナビリティとはつながりである」というメッセージを発信しています。大気の循環や食物連鎖といった仕組みに見られるように、環境を始め、経済や社会の側面においてもあらゆるものが相互に影響を与えあっており、私たちは今後、環境・経済・社会のいずれの問題に対しても、これらの背後にある「つながり」を理解し、解決策を生み出すことが求められます。
異なる立場や利害の両立を目指すとき、まず重要なことは、相手を知るということではないでしょうか。多様なフィールドからの知見を集めた本特集が、皆さまの「つながり」と、新たな視野を得るきっかけとなれば幸いです。

季刊『環境会議』2020秋号
https://www.projectdesign.jp/feature/kankyoningen/