「月刊事業構想」2021年9月号発売 大特集 カーボンニュートラルの光と陰 – 2030,2050年の未来予測から描く脱炭素の着眼点

 今号は、「カーボンニュートラルの光と陰―2030、2050年の未来予測から描く脱炭素の着眼点」と題して特集。異常気象が毎年のように発生している現在、地球温暖化問題は私達の身近に感じられるものとなりましたが、その本格的な対策はようやく始まったと言える段階です。現在表明している世界各国の目標を足し合わせても、気温上昇は、国際的な目標である産業革命以前から1.5℃あるいは2℃以下の上昇に抑えることは不可能な状況です。
 そうなると、より厳しい目標設定や、目標達成に向けた新ルールが導入される近未来が想定され、企業としては存続の危機(陰)と新たな事業機会(光)の両面での新事業構想の検討が必要です。構想立案には、未来をいかに予測するかが重要です。本特集では、未来予測について、国際動向、政策、技術、企業経営、経済学、気候工学などの様々な視点から検討できるように取材を重ねました。多岐に渡る分野で全体を俯瞰するのは一足飛びには困難ですが、本特集がその入口になれば幸いです。

「月刊事業構想」2021年9月号
https://www.projectdesign.jp/202109/