あなたの経験を社会の財産に
実務家教員というキャリア

高度に複雑化した「知識社会」ともいわれる現代社会においては、アカデミアの知見だけでは解決できない様々な問題が生じている一方で、産業界もまた、常に最先端の知見を取り入れる必要に駆られています。 いま、産業界と学術界を往還し、高度な経験を後世に継承する能力を持つ「実務家教員」に注目が集まっています。社会のあらゆる場に遍在する「実践知(経験知)」を、教育可能な「形式知」へと変換し、体系化できる「教育変革のエージェント」としての実務家教員は、知識社会において中心的な役割を担うことが想定されています。

今回のセミナーでは、本学がこれまでに蓄積してきた実務家教員に関する知見を共有させていただくとともに、実際に第一線の実務家教員として活躍する青山忠靖氏から、実務家教員というキャリアの意義についてご説明いただきます。

また、実務家教員養成の第一人者である川山竜二 先端教育研究所長より、これからの知識社会で活躍できる人材となるための条件について詳しく解説します。 なお、特別セミナーⅠでは「実務家教員養成課程」、特別セミナーⅡでは「履修証明プログラム」の説明会を併催いたします。

開催概要

日時:

2019年11月17日(日)13:00~16:50(開場12:30)

参加費: 無料(事前登録制)
会場: 社会情報大学院大学(アクセスはこちら
東京メトロ 東西線 高田馬場駅 7番出口 徒歩1分
JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅 早稲田口 徒歩3分

スケジュール

※スケジュールは予告なく変更する可能性がございます

13:00~14:20(80分)
特別セミナーⅠ「実務家教員とキャリア」
講師:青山 忠靖

※実務家教員養成課程の説明(30分)を含みます

自動車には総走行距離を表示するオドメーターというものが装置されていますが、これは道を意味するホドスというギリシア語に由来します。このホドスに従うという意味の言葉が、所謂「方法」と訳されるメソッド(method)です。では人生を道に喩えるならばどうなるのでしょうか。人生のメソッドとは不動のものではありません。それぞれ各人が歩んできた道に対して相対的に変化するからです。つまり私たちは常に道を切り開いているのです。見方を変えれば私たち実務家は、王道を歩むよりは無数の脇道やけもの道を辿りながら、数多の暗黙知や形式知を自らの資源として築いて来たはずです。これらを社会の財産とさせることが実務家教員の道ではないのでしょうか。私は非才です。これだというホドスを示し、それに従うメソッドを教えることはできませんが、私の乏しい経験から何らかの途(みち)を嗅ぎ取って頂ければ幸いだと考えます。

 

14:30~15:50(80分)
特別セミナーⅡ「知識社会で活躍するのは誰か」
講師:川山 竜二

※履修証明プログラムの説明(30分)を含みます

現代は知識が社会のさまざまな領域の基盤になる知識社会と言われていますが、知識というのはそのものが日進月歩であるために、その進展はパラダイム転換により根本から変わる可能性があります。したがって、知識そのものが不安定であり、私たちは常にその状況に応じた新たな知識を習得し続ける必要があるのです。このような社会で活躍するためにはどのような能力を、いかにして身につけるべきなのでしょうか。本講演では「知識のメタ化戦略」をヒントに、実務家教員をはじめ、さまざまな領域で今必要とされている、知識社会の担い手となるための条件について、考える時間を持ちたいと思います。

 

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講師紹介



青山 忠靖
  • 青山 忠靖
    (事業構想大学院大学 特任教授/公益財団法人兵庫県育才会 理事長)
    東京都出身。株式会社博報堂、LEC東京リーガルマインド大学講師、株式会社スコラコンサルト、株式会社ジェムコ日本経営(イノベーションデザイン事業部長)を経て現職。専門分野はイノベーションデザイン。イノベーションに向けた人材育成・組織構築及び戦略プロセス策定などを得意とする。その一方で工場生産現場でのコストダウンや業務プロセス改善なども自動車メーカーやその関連企業などで数多くの実績がある。一般社団法人地域デザイン学会の戦略担当理事も務め、地方企業の地域創生ビジネスのスタートアップを支援している。
川山 竜二
  • 川山 竜二
    (社会情報大学院大学 学監・研究科長)
    筑波大学大学院人文社会科学研究科にて社会学を専攻。予備校から専門学校、大学院まで様々な現場にて教鞭を執る実績をもつ。法学・神学などから学問の制度化に関する研究。学問の体系を「学問的知見」と「反省理論(=実践知)」のサイクルとして定義づける科学システムを提唱。現在は、「社会動向と知の関係性」から専門職大学、実務家教員養成の制度設計に関する研究と助言も多数おこなっている。そのなかで、リカレント教育やラーニングソサエティ、知識3.0を提唱。現在の関心のキーワードは、実践の理論・高度専門職業人。また、教育事業に関する新規事業開発に対するアドバイザリーや高等教育機関の第三者委員も行う。